ぐずぐずにっき

日々の事を徒然と。

卵巣皮様嚢腫 其の三

怯えながら車椅子で産婦人科まで運ばれました。
当たり前ですが妊婦さんが多くて、なんだか虚しい気分になりました。
問診票を書かされ、尿検査。
この検査は妊娠していないかのチェックのためだったような…?(うろ覚え)
 
その後診察室に呼ばれ、美人女医(いらん情報)に「卵巣がかなり腫れてます。くわしく診させてください。」と言われ26年間避け続けてきた内診をされる。
これが嫌だった。やっぱり嫌だった。
機械で診られながらお腹をトントンとされ、痛くなさそうにしている私を見て先生がアレ?ってなっていました。
本来ならもっと痛がってもおかしくない状態だったらしいです。
内診が嫌すぎて痛みを忘れていたのかもしれません。
その後、エコーでお腹の中を見られました。
「これ、かなり大きいねー。」と先生が一言。
 
一通り終わった後着席し、先生から
「おそらく卵巣皮様嚢腫だと思います。腫瘍の中に髪の毛や歯が入っているの。開けてみないとはっきりとは言えないけれどね。あ、ブラックジャック読んだことある?あれのピノコね。かなり大きいので手術しないといけません。今からやっちゃいますか?」と。
…実は病名にはすごく馴染みがありました。
先生が仰ったように、手塚治虫ブラックジャックにでてくるピノコのもとが嚢腫だということも知ってましたし、にこたまという漫画の主人公のあっちゃんも同じ病気にかかっていたからです。
しかし今日手術という言葉にはえっ?え??とかなり混乱してしまい、答えに詰まってしまいました。
 
(手術?今から??お腹切るの???こ、心の準備が……)
 
頭の中ぐるぐるしていると先生から
「う〜ん、でもねぇAsukaさんの場合、今落ち着いてるみたいだし、緊急手術する位の人ってもっと七転八倒するくらい痛がったり、脂汗沢山かいたりするのね。血液検査でも炎症なさそうだから捻転してることもなさそうだし。だからお家の最寄りの病院で日程調整してから手術するのも良いかもしれない。」
と言われたのでじゃあその方向で…となり、診断書を書いてくれることに。
しかしその途中で体温を訊かれ、37度…と答えたあとに、
「でも先生、実は私普段体温が35度台なんです」と言った後に先生の表情が一変。
「それさぁ、やばいかも。やっぱり今日手術しちゃう?痛みはまだあることはあるんでしょ?」と訊かれは、はぁ…と返すと
じゃ、やっぱりやっちゃおうかぁ。その方がいいよ。」
とのこと。
 
というわけで結局手術することになりました。混乱しっ放し。
次回へつづく。